もし突然、男性から映画に誘われた場合、多くの女性が不思議に思うでしょう。
「彼の心理は何だろう?」「なぜ彼は私を映画に誘ったのだろう?」
そして、「もしかして彼は私に興味があるのかも?」とか、「もし勘違いだったらどうしよう?」といった心配が頭をよぎるでしょう。
今回は、映画に誘う男性の心理や意図について、以前女性を映画に誘った経験を持つ筆者が解説します。
映画に誘う男性心理・意図・目的
貴女に気があり、デートに誘いたいが、デートという言葉が使いづらいため、映画を口実に貴女を誘ったことがあります。
私は、この理由で女性を映画に誘ったことがあります。
このケースでは、相手は貴女に気があり、何とか関係を進展させたいと思っているということになります。
過去の私の経験を紹介します。
大学時代、友人の友人として知り合った女性Aさん。見た目が好みで、できれば付き合いたいと思っていました。
顔見知りにはなったものの、別の大学の生徒で、頻繁に会うわけではなく、物理的な距離もありました。
普段からアプローチする機会もなく、どうしようもない状況でした。
その状況を打開するため、映画を口実に彼女を誘ってみました。まだ付き合っているわけではなく、数回しか会ったことがない相手なので、デートという言葉を使うのは不自然で、
「映画を見に行きたくて一緒に行ってくれませんか?」
というのが最も自然だと思ったのです。(今思えば相当不自然ですが。)
Aさんは、(不自然さを感じたかもしれませんが)快諾してくれました。
映画に行って楽しい時間を過ごしましたが、当時はうまく進展させることができず、結局、付き合うことはできませんでした。
今振り返ってみると、Aさんは私のことを嫌っていなかった可能性が高いですし、恋愛関係になる可能性もあったかもしれません。過去に戻れるなら、もっとうまくやれたかもしれません(笑)。
映画自体に興味があり、一緒に行く相手が欲しかったという可能性もあります。
このケースも考えられるので、注意が必要です。
身体目的で誘った場合もあります。
この場合、映画のように座っているだけで「お預け」状態になるので、あまり好ましくないでしょう。
ですので、身体目的の場合、映画館を選ぶ可能性は低いと言えます。
映画に誘う男性心理・意図・目的の見分け方・チェックポイント
誘ってきた流れが自然か不自然か?
先述の私の例などはまさにこの典型。
「えっ!?なんで私なの?数回しか会ったことないよ?なぜわざわざ私が誘われるの?」
とAさんは思ったはず。
不自然な誘いだということは、貴女に興味があるからに他なりません。
逆に、自然な流れでの映画の誘いであれば、”映画自体に興味があって…”という線の可能性もあります。
誘ってきたときの彼の態度
ラインなどでのやり取りの場合は、見分ける判断材料に乏しいですが、誘う時の態度も判断材料の一つ。
「みんなに断られて…」、「他に行ってくれる人がいないから…」など言っていても態度に挙動不審さは現れているなら、貴女を前にして緊張からドギマギしている可能性があります。
作品チョイスの経緯
作品チョイスの経緯も貴重な判断材料の一つです。
1.の場合、明らかに相手が作品そのものに興味を持っていることがわかります。(※ただし、映画にも貴女にも興味ありという場合もあり。)
2.は、見たい作品が特にあるわけではないのに、映画に行きたくて一緒に行ってほしいと言っています。普通、見たい作品がないなら映画に行きたいとは思いませんし、仮に思ったのだとしても、誰か(貴女)を誘ってまで行こうとはなりません。不自然です。
見る映画の種類で彼の意図はわかる?
見る映画を彼が、恋愛モノをチョイスするかどうかで彼の意図がわかるか?という疑問がありますが、これは、判断材料にするのは難しいといえます。
付き合っている男女が、関係を更に進展させるために今回は恋愛モノをチョイスする…というのはよくある話ですが、男友達からの初めての映画の誘いということであれば事情は異なります。
貴女に楽しんでもらいたい、貴女からの印象をあげたい、今回の機会を失敗とはしたくないという思いが働き、それらを優先して作品をチョイスする男性が多いです。
わかりやすい類似する心理を挙げるなら、カラオケ。いきなりバラード熱唱されたら…それで俺どう!?みたいにされたら困っちゃいますよね。
貴女との初めての映画で不自然に・強引に恋愛モノをチョイスする行為は”カラオケでいきなりバラード熱唱”に似た行為であり、多くの男性がそれをスマートではないと理解して避けます。
ただし、今大人気、今話題の作品が”恋愛モノ”である場合は、このケースには当てはまりません。
割り勘かどうか?
映画のチケット代~その後の食事代などまで、割り勘なのか奢りなのかも一つの見分けポイントです。
人にもよりますが、金額としてはそれほどではありません。貴女に好意をよせているなら、どんなことをしてでも貴女に良い風に見てもらいたいわけです。
割り勘の場合、その好印象を与える折角のチャンスを彼が放棄しているとも言え、それゆえに、貴女と恋愛関係になりたくて映画に誘った可能性がやや低くなります。
とはいえ、絶対にそうとは限りません。割り勘の場合の、彼の脳内は下記のいずれかです。
1.友達だから割り勘。ただそれだけ。
2.奢るということ自体が彼の頭にない。
3.恥ずかしくて奢ると切り出せない。
4.男女平等的な妙な配慮で割り勘するのが良いと思っているポリシーがある
5.ただのケチ
1.は、ただの映画目的の場合ですが、それ以外は、貴女に対して好意を抱いている場合でもあり得るケースです。
後は、貴女がそれをどうとらえるかですね。割り勘であることにイラっとしてゲンナリする権利は貴女にありますし、貴女がどういう印象を抱くのかは貴女の自由です。
映画に集中しているかどうか?
貴女と恋愛関係になりたくて、映画に誘ったのであれば、彼の心臓はバクバク。映画よりも貴女な状況です。
彼がリラックスして映画に集中しているか?あるいは、緊張気味でどちらかといえば、貴女に意識を向けているような気配があるか?
映画に集中しているか?あるいは、映画に集中しておらずソワソワしているか?
このあたりを注意深く観察すると、彼が貴女を映画に誘った意図が見えてくるでしょう。
映画の後の予定、彼の様子、段取りへの入れ込み具合など
映画だけではなく、その後の、お茶・食事など、段取りがしっかりしているかも判断材料の一つ。
彼が、今回の機会を貴女にアピールする機会だと捉えているなら、映画だけでなく、その前後までキチンとシュミレーションして段取りしていても不思議ではなく、もし、そうであったとすれば、ただ、映画を観たかっただけという可能性は低くなります。更に、次の約束までしてくるようなら、貴女目的での誘いであったことはほぼ確定です。
「その男友達とは絶対にない!」と思っている方は…
男友達からすれば、貴女がフリーだから、何とかしようと頑張っている状態です。
そして、貴女は、そんな頑張っている男友達の誘いを断るのに苦心するのではないでしょうか?
男友達にスッキリと諦めてもらう一番の方法は、別で気になる男性を作ること。
貴女に好きな人が出来たり、あるいは、彼氏が出来たりなどすれば、男友達は積極的なアプローチをしにくくなります。
また、貴女自身も、「今、好きな人がいるから。」という風に、男友達自身を傷つけることなく、お断りをすることが出来ます。出なければ…
「なんでフリーなのにダメなんだよ!俺のどこが駄目なんだよ!」
といった具合に、男友達に思わせることになり、関係がこじれる可能性も…。
今、そんな人がいないという人は、積極的に恋活・婚活を始めるのも一つの手。
恋愛に発展してもいいなと思える数人ととりあえずお茶するだけでも、男友達の攻めを抑制することが出来ます。
映画に誘ってくれた男性とどうなりたいか自分でもわからない場合にすべきこと
映画に誘ってきた男性の意図を知ることも大事ですが、それ以上に大事なのは、
貴女はその男性とどうなりたいのか?どういう関係でいたいのか?ということ。
その自分でもわかりにくい貴女の本心を推し量る上で、助けとなるのが、他の男性の存在。
婚活パーティーに参加してみるなどして、敢えて他の男性に目を向けてみてください。
その際に、映画に誘ってくれた男性の存在は自分にとってどうなのか?自分の気持ちを想像してみてください。
何となく辛い気持ち・切ないになるのか?
何も感じないのか?
1.ならば、映画に誘ってくれた男性と、正面から向き合うべきであると言えるでしょう。
2.ならば、映画に誘ってくれた男性は、貴女にとって特別な存在ではない(現地点では)ということを意味するでしょう。
映画に誘う男性心理についてまとめ
映画に女性を誘うという行動には、これまで説明してきたように、いくつかの可能性があります。
これらのどれに当てはまるかを判別するには、とりあげた3つの可能性
貴女に気があり、デートに誘いたいが、デートと言えないから映画を口実に貴女を誘った。
映画自体に興味があり、一緒に行く相手が欲しかった。
身体目的で誘った。
を念頭におきつつ、紹介したチェックポイントを確認するようにしましょう。
ただし、映画に応じただけで脈ありだと舞い上がって飛躍して捉える男性も存在します。そういう人にガツガツアプローチされると面倒くさいです。
貴女がその男友達とどう考えても恋愛関係に発展することがないというのであれば、上手に断る・上手にスルーするのが無難です。
男友達に映画に誘われたことに関するQ&A
映画に異性という上で気を付けるべきなポイントは?
口臭、口の渇きに気を付けよう。
映画館では、座りっぱなしで、基本席を立つことができません。口が乾くと雑菌は繁殖し、口臭の原因となります。
映画館では、上映終了後、通路に出るまでの狭い環境・お互いに顔が近い状況で何かしらの会話をする機会があります。
そこで、口の渇きから普段は気になるレベルではないような口臭が発生してしまい、相手に悪印象を与えてしまわないようにする必要があります。
飲み物(水分)を購入して映画に臨む。終了まで一定量の水分を残しておく。
フリスク・ミンティア・ガムなどをカバンに忍ばせておく。
などで対策をすると良いでしょう。
お腹が鳴ることに気を付けよう。
事前に注意を払うことを忘れていて恥ずかしい思いをすることがあるのが、お腹が鳴ってしまうこと。
作品中の沈黙のシーンでお腹が鳴りそうな状況だと映画どころではなくなります。
ポップコーン、飲み物など、お腹が鳴りそうなとき、口に入れることができるものを手元に準備しておくと、安心です。
寝てしまう、寝てしまいいびきをかいてしまうことに気を付けよう。
それほど興味のない映画だったり、仕事で疲れている状態だったりで…上映中、不意に眠りに落ちてしまうという可能性もあります。
フリスク・ミンティア・ガムを所持し、気持ちの面でも、そういうことがないようにと上映前に自らに言い聞か、リラックスしすぎないようにしましょう。
彼の血迷った不自然スキンシップに気を付けよう。
可能性は非常に低いですが、(舞い上がって自分を見失っている男性だと)上映中に手を握ろうとしてくる可能性あり。
二人の距離を近づけたい…その思いが空回りしておかしな行動をしてしまうパターンです。
恋愛関係に発展してもいいかなというレベルの相手であれば、”可愛い!”っことで許せちゃうことかもあるかもしれません。
しかし、そうではない相手の場合は大変です。
拒否するのは精神的疲労が大きいです。万が一にもこういう事態に陥りたくないような男友達からの映画の誘いであれば、断るのがやはり無難となります。