自己肯定感が高い人は、しばしば自分の意見や価値観を押し付けがちです。彼らは自分の考えに自信を持っており、他人が自分を認めない場合は関わろうとしません。その結果、彼らと一緒にいることがうっとうしく感じる人もいます。
彼らは自己肯定感が高いため、自分の性格に変化をもたらすのは難しいでしょう。もし彼らとの交流がストレスを感じさせるなら、表面的な付き合いをすることが賢明です。
自己肯定感が高い人の特徴とは?
自己肯定感は、自分の存在価値を肯定する感情を指します。
一般的に、自己肯定感が高いことは良しとされていますが、高すぎると様々な問題が生じます。
自己肯定感が高い人は、以下のような状態になっています。
どのような状況でも自分が正しいと思い込んでいる。
自己肯定感が高すぎる人は、自分が正しいと確信しています。そのため、自分よりも少し自信のない人を見ると、自分の考えや価値観を押し付けたくなります。軽くアドバイスするのは問題ありませんが、自分の考えを押し付けると、相手からはうざがられてしまいます。
また、自己肯定感が高すぎる人は、自分の非をなかなか認めないというデメリットもあります。
自分を評価してくれる人としか関わろうとしない。
自己肯定感が高すぎる人は、自分は特別であり、評価されるべきだと信じています。そのため、自分を評価しない人とはあまり関わろうとしません。
自己肯定感が高すぎる人との接し方!
自己肯定感が過度に高いと、しばしば押し付けがましくなる傾向があります。
このような人々は時に、「ポジティブモンスター」と呼ばれることもあります(笑)。
もし身近にこのような人がいる場合、次のような接し方が有効です。
一歩引いて接する
自己肯定感が高すぎる人を修正しようとすると、口論に発展する可能性があります。成人してから、他人の性格を変えることは非常に難しいです。そういった場合は、単純に「こういう人もいるよね」と考えて距離を置くことで、ストレスを軽減できます。
反論せずに認める姿勢を示す
自己肯定感が高すぎる人は、褒められることで満足感を得ます。直接的に対立することは避け、代わりに褒め言葉で場をやり過ごすことが賢明です。
自己肯定感が過度に高い人とは上手に付き合っていくことが重要です。
自己肯定感が高すぎるのは障害の可能性もあり!
自己肯定感が高すぎると思われる人が、実は承認欲求が強いだけの可能性も考えられます。
さらに、その背後には自己愛性パーソナリティ障害という障害が存在する可能性もあります。この障害の特徴として、自己評価が過大であり、注目や称賛を極端に求める傾向が挙げられます。一方で、他人からの評価が得られないと、非常に落ち込みやすいです。
この他にも、自己愛性パーソナリティ障害には共感力が不足していることや、他人を見下すことで自己の価値を高めようとする傾向があります。
現代社会では、モラルハラスメント(モラハラ)が深刻な社会問題となっています。報告によれば、モラハラを行う人の中には自己愛性パーソナリティ障害を抱えている人が多いとされています。
自己愛性パーソナリティ障害の治療は、専門家にとっても難しいとされていますが、適切な治療により改善されることもあります。
自己肯定感が高い人の特徴まとめ
自己肯定感が高い人には、いくつか共通する特徴があります。
自分のことを大切にできる。
自己肯定感が高い人は、自分の気持ちや存在価値を積極的に肯定できることを意味します。彼らは自分自身を受け入れることができ、自暴自棄になることはありません。
他人のことも大切にできる。
自己肯定感が高い人は、他人の存在価値も積極的に肯定することができます。そのため、他人に対しても優しく接することができます。
失敗を恐れない。
自己肯定感が高い人は、失敗しても自分を肯定することができます。そのため、失敗を恐れずに新しいことに挑戦します。
精神的に安定している。
自己肯定感が高い人は、他人の言動に影響されず精神的に安定しています。他人からの評価にあまり気にしないため、精神的な安定感があります。
自分の意思で行動できる。
他人からの評価を気にしないため、自分で決めたことを実行に移すことができます。
自分に自信がある。
自己肯定感が高い人は、多少無理なことでも自信を持って取り組むことができます。
自己肯定感が高い人の口癖
言霊という言葉がありますが、昔から言葉にはパワーがあると考えられてきました。
良い言葉を使えば運気が良くなり、逆に悪い言葉ばかりを使うと気持ちや人相も悪くなると信じられています。
自己肯定感を高めたいと思うなら、自己肯定感が高い人の口癖を真似てみるのがおすすめです。
以下、自己肯定感が高い人の口癖をいくつか紹介します。
口癖を真似て、あなたも自己肯定感を高めていきましょう。
「ありがとうございます。」
自己肯定感が高い人は感謝の気持ちがあり、自然に「ありがとうございます」と言うことができます。
「おかげさまです。」
「おかげさま」も感謝の気持ちを表す言葉です。
「これがいいです。」
自己肯定感が高い人は自分で物事を決めていくため、「これがいい」と言うことが多いです。一方で、自己肯定感が低い人は「これでいい」と言いがちで、その言葉には妥協する気持ちが含まれています。
「ラッキー!ついてる!」
自己肯定感が高い人はささいな幸せにも気づけるため、「ラッキー!」や「ついてる!」と言うことがあります。
自己肯定感が高いがゆえのデメリットとは?
自己肯定感が高いと、先に紹介したような様々なメリットが現れますが、自己肯定感が高すぎるとデメリットになることがありますので、注意が必要です。
うざいと思われることがある。
自己肯定感が高い人は自分の意見を押し付ける傾向があり、それが苦手な人もいます。自分の考えが正しいと思って他人の意見を変えようとすると、うざいと思われるかもしれません。他人に自分の意見を押し付けすぎていないか注意しましょう。
正しい判断ができないことがある。
自己肯定感が高い人は周囲の影響を受けにくいという利点がありますが、自分の考えが全てになり周囲の意見を聞かなくなると、正しい判断ができないことがあります。周囲の意見も考慮して決断するように心がけましょう。
知らないうちに他人を傷つけてしまうことがある。
人は異なる環境で育ち、性格も違います。ポジティブな考え方が良いとされても、ポジティブになれない人もいます。自分の発言が他人を傷つける可能性があることを理解し、他人と接する際には気を配りましょう。
自分勝手な行動を取ることがある。
自己肯定感が高すぎると、自己中心的な行動を取ることがあります。周囲の人々の意見や感情を無視し、自分の利益だけを追求してしまうことがあります。
さいごに
自己肯定感が高いことは一般的に良いとされていますが、過度に高い場合にはデメリットも存在します。
自己肯定感があまりにも高いと、自己愛性パーソナリティ障害という病気が潜んでいる可能性もあります。
もし自己肯定感が高い人と一緒にいて、その振る舞いがうざったいと感じる場合は、今回ご紹介した方法を試してみることをお勧めします。